治療について

産婦人科の治療について

妊娠中のRSウイルスワクチンは接種できますか?

RSウイルスワクチンの「アブリスボ」が接種いただけるようになりました。妊娠24-36週の妊婦さんが対象となります。当面の間、当院で妊婦健診をされている方のみ対象とさせていただきます。

【RSウイルス感染症】
RSウィルス感染症はRSウィルスに感染することによって起きる呼吸器の感染症で、2歳までにほぼすべての子供が感染するといわれます。
症状は発熱、咳などの軽い風邪から重い気管支炎、肺炎のまで様々ですが、生まれてから6ヶ月以内の赤ちゃんの免疫は未成熟であり、RSウィルスに感染すると細気管支炎、肺炎、急性脳症など重症化すことがあるため注意が必要です。

【RSウイルスワクチン「アブリスボ」】
アブリスボ接種によりRSウイルス感染症の発症予防効果は50%、重症化予防効果は80%といわれております。妊娠中に接種することにより母体にできたRSウイルスに対する抗体が胎盤を通じて赤ちゃんへ移行し、生後間もない時期のRSウイルス感染症を原因とする下気道疾患を予防する効果が期待できる画期的なワクチンです。

【アブリスボの副反応】
投与部位の痛み、筋肉痛、頭痛などが報告されていますが、重篤な副反応はまれです。

価格33,000円(税込) 
*事前のご予約が必要となります。お電話または妊婦健診で受診の際にお申し込みください。

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