治療について
産婦人科の治療について
血液型にはさまざまな種類があります。
1940年、Landsteinerラントシュタイナーと弟子のWienerウィーナーは、人の赤血球にアカゲザル(Rhesus monkey)と共通の血液型抗原があることを発見しました。
そして、この抗原の有無によって分ける血液型をRh血液型としたのです。
今日、Rh抗原は非常に複雑ですが、一般には C ・ c ・ D ・ E ・ e などの抗原がよく知られています。Rh陽性やRh陰性という表現は、これらのうちD抗原がある場合をRh陽性、ない場合をRh陰性としています。
日本人のRh陰性の頻度は0.5%といわれています。
血液型不適合妊娠(けつえきがたふてきごうにんしん)とは、お母さんがRh(D)陰性で、お父さんがRh(D)陽性の場合に起きる可能性があります。これは、お母さんがRh(D)陰性であるのに対しお腹の中の赤ちゃんがRh陽性になる可能性があるためです。これをRh式血液型不適合妊娠と言います。
血液型不適合妊娠の場合、赤ちゃんを敵とみなして攻撃してしまうため貧血や浮腫、流産、早産、死産などのリスクが上がります。また出生後の新生児溶血黄疸・核黄疸など脳に合併症を起こすリスクも上がります。
このため、血液型不適合妊娠はハイリスク妊娠となります。
当院では診療所という性質から、血液型不適合妊娠の方の診察は予定日決定までとしております。
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