お知らせ

NEWS2025.9.30

2025年インフルエンザワクチン開始のご案内

2025年インフルエンザワクチン開始のご案内

当院では、ご妊娠中の方にもより安心して接種していただけるよう、チメロサール無添加ワクチン「フルービックHA」(防腐剤なしワクチン)を採用しております。

【フルービックHA】

従来のインフルエンザワクチンは1つの瓶から2人分に分けて使用するワクチンであるため、防腐剤としてチメロサールが添加されます。メチルサロールはエチル水銀に由来する防腐剤であり、開封後の細菌汚染防止のために古くから用いられてきた物質です。チメロサールを含まないフルービックHAは有機水銀の体内蓄積と副作用の心配がないだけでなく、通常のワクチンよりアレルギー反応のリスクが少なく、注射時の痛みや腫れも軽減されます。メロサールフリーワクチンであるフルービックHAは、1つの注射器が1人分となっており、2人で分けて使用するワクチンとは異ります。ひとつひとつ無菌状態が保たれるように製造されるため、コストや手間がかかるる分通常のワクチンより金額が高くなります。

【インフルエンザワクチンの効果】

インフルエンザワクチンの最も大きな効果は、「重症化」を予防することにあります。インフルエンザにかかる時は、インフルエンザウイルスが口や鼻あるいは眼の粘膜から体の中に入ってくることから始まります。体の中に入ったウイルスは次に細胞に侵入して増殖します。この状態を「感染」といいますが、現行のワクチンはこれを完全に抑える働きはありません。

ウイルスが増えると、数日の潜伏期間を経て、発熱やのどの痛み等のインフルエンザの症状が出現します。この状態を「発病」といいます。インフルエンザワクチンには、この「発病」を抑える効果が一定程度認められています。発病後、多くの方は1週間程度で回復しますが、中には肺炎や脳症等の重い合併症が現れ、入院治療を要とする状態や場合によっては死亡にいたることがあります。

妊娠中の女性、5歳未満の小児、高齢者、慢性疾患(慢性心疾患、肺疾患、腎疾患、代謝疾患、神経発達疾患、肝臓疾患、血液疾患など)のある人、免疫抑制状態の人においては重症化のリスクが高いと考えられています。

【接種対象者・期間】

13歳以上の方 (6ヶ月〜12歳までの2回接種には対応しておりません) 1回のみ接種に対応

2025年10月1日〜2026年1月31日まで接種いただけます。

【価格】

自費接種の場合:4,750円

*北区高齢者インフルエンザワクチン予診票(自己負担有り、負担なし)をお持ちの方、北区職員(医療従事者)予診票をお持ちの方についてもフルービックHAで対応いたします。

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